日本Androidの会 金沢支部 第十二回勉強会に参加した

昨日、日本Androidの会 金沢支部 第十二回勉強会に参加してきました。
2週連続一人で出かけたので、嫁さまからは冷たい視線を受けつつ。。。(^^;

好きな方はご存知なんでしょうけど、ザウルスの中の人(Linuxを作った)だそうです。
タイトルだけの話だけでなく、Javaの係争のお話や組み込みLinuxなどなど、
色んな関連することををお話しして頂けました。

女子ハンダ付け会とか楽しそうですね。。。

本題は、ADKとMicroBridgeの対応製品を含む簡単な概要を説明されて、
2.3.3より前でも幸せになれるMicroBridgeのソース説明とデモをされていました。
(前に誰か発表してたような。。。質問してた人かな?)

最後に、Javaで遅い時はJNI(C)で書け!

  • Android起動周りのノウハウ」チャンスラボ株式会社 水野善文様

元々、μTRONメモリーカードのドライバを開発されていて、
ここ3年くらいはAndroid関連、特にUSBドライバ開発をメインにお仕事されてるとの事。
会社自体はOSSCの理事企業で、OESFの会員企業でもあるそうです。

各レイヤの説明からinitの説明へ行くとこで。
起動については、基本ソースを読むのだが、以下のような解析ツールを使うと便利。
GNU GLOBAL

ソースコード解析ツール(タグツールの一種)
※Ctagsより優秀と水野さん談!
色々とプラグインがあって、下記viやEmacs向けにも対応。

vim

多分、書かなくても、分かりますよね?

○OpenGrok

ブラウザから使用できる検索機能付きソースコードブラウザ。
OESFが管理しているサイトを紹介。(実質、あの方一人でメンテしてるのかな?)
前に少しだけ、こちらのサイト利用したことあるけど、すごい便利でしたよ。

そして、水野さんのvimの環境がすごかったなぁ。
左にソースツリー、真ん中に見たいソース、右に関連ソース2つ、下にgrepなどの検索結果。
きちんとプラグインを活用すれば、あそこまで出来るんですね。
(最近は設定ファイルの変更くらいにしか使ってない人)
話題にも上がっていたけど、それだけで十分に発表のネタになりそうな感じでした。

そんで、実際のソースの追う所の説明。
起動はBootLoader -> Kernel -> Androidの順で起動される。
BootLoaderはメインRAM、周辺機器の初期化。
Kernelは聞き逃した。。。(自身の初期化とデバイスの初期化らしい)
Androidではinitプロセスがinit.rcを読み込んで初期化。
んで、実際のinit.rcの中の処理をいくつか紹介されていました。
説明が上手なのか、想像よりも難しくなさそうだと思ってしまった。

  • Androidから簡単に制御可能なbluetoothのモジュール(BULIO)の紹介」有限会社小西ソフト 小西様

富山県高岡市福岡町の会社。
トランジスタ技術に広告打ったけど、反応があまりなくて悲しかったそうです(T_T)
BluetoothでI/Oを制御する製品「BULIO」を販売している。
アナログ入力、デジタル入力、I^3C、PWM、RS-232Cに対応。
BTはSPPプロファイルを使用しているとの事。
Androidから各機器を制御するアプリはソース毎公開。こちらのデモを公開。
各設定値を変更するアプリはアプリのみ公開。
「鰤」の字を使ったアイコンでした。富山らしくていいですよね!

  • OSSコンソーシアムのご紹介」チャンスラボ株式会社の方(あっ、お名前が分からない。。。)

ビジネスでのOSSをメインに、OSS市場活性化への貢献を考える団体。
チャンスラボさんが理事企業なのは、前出の通りで。。。
竹岡さんの資料にも名前さらっと書いてあったと思うけど、副会長とのこと!
8つの部会と東海支部で構成されている(東海はアツいのかな?)
それぞれ、月1や隔月とかでミーティングしたり、年Ⅰ回セミナーを開かれているようです。


。。。分量見ても、init周りが一番知りたかった事を再確認。
漠然とここら辺も知りたい所ではあったので、少し分かって、今後のきっかけには出来そうな感じです。
(英語の勉強ついでにkinnekoさんの持って来てたあの本買って勉強する手も。。。)
バイスの制御も面白そうなんだけど、そこまで手を広げられない。
(いや、全然広げてないし、もっと時間有効に使わないとなぁ。。。)

折角、有名な方が来られていたのに、ここで質問の1つも自分が出来ないのは、もったいないよなぁと思いつつ。。。